日本の戦における馬と騎馬武者の実相

おコンバンワ、経塚丸雄です。

 

現在、二月刊行予定の歴史小説の第二巻目を執筆中です。

曳馬城攻め、掛川城攻めから姉川戦までを、熱く、熱く描いております。

乞う、御期待です!

 

騎馬武者も登場しますが、騎馬武者同士の所謂「騎馬戦」を描くのは止めました。

騎馬戦は勇壮でカッコイイですが、ある意味「嘘」になりますからね。

体高の低い日本馬に跨り、馬上で戦うのは、むしろ「不利だった」と思います。

(当時の馬はとても小柄。頭まで150㎝ぐらい)

騎馬のまま戦場に出たら、鎗足軽たちが群がってきて、好餌とされてしまいます。

記録を見ても、武士たちは槍を手に徒士で戦場を疾駆する場合が多い。

馬の主要な使用目的は、戦場への移動手段、物資の運搬手段で、

「斬り合うときは馬から降りる」のが流儀っだったと思われます。

 

但し、平安~源平期の戦いは別物です。

その頃の戦は優雅なもので、鏑矢を射ちあい、武士同士が名乗りを上げ、正々堂々と馬上で一騎打ちをしておりました。

雑兵は騎馬武者の従者として参戦するだけで、主要な戦力ではなかったのですね。

室町期に足軽が大活躍し始めてから、兵器としての馬の役割も変容したと思われます。

 

 ま、現代人にとっての馬と言えば、やはり車でしょうかね。

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 それではまた明晩19時にお会いしましょう。

 

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