ザクにある本物感。ガンダムに感じる嘘っぽさ

コンバンワ、経塚丸雄です。

 

足軽雑兵の生き様に焦点をあて、好評な拙作「三河雑兵心得シリーズ」です。

英雄豪傑を描く通常の歴史小説は(痛快ですが)どこかに嘘を感じてしまいます。

やはり、今も昔も「本物のスーパーマン」なんて存在しないのでしょうね。

 

その点、本作は、庶民の兄ちゃんたちが主人公なので、リアルさが際立ちます。

武具、戦闘法、生活全般まで、可能な限りリアルさを追求してみました。

刀で鎧武者を、バッタバッタと斬り殺すシーンなどはありません。

草深い遠江の城下に、美貌の娼婦などはおりません。

面頬や喉垂をつけない、イケメン武将も登場させません。

 

や、所詮、小説も脚本も「嘘は嘘」なんですよ。

ただ「嘘っぽい」のは嫌で「嘘だけど本物っぽい」が好みだということです。

  

例えば、白と赤と青に塗られたガンダムは綺麗だけど、俺には「オモチャっぽく」感じられました。

反対に、カーキ色に塗られ、余計な装飾がないザクの方が、よほど「本物チック」に見えたものです。

 

俺の描く登場人物は、凡庸で、運が悪く、それでも誠実に戦う漢たちです。

だから……

「ヒーローはヒーローらしく、突き抜けて格好よくあるべし!」

との小説観をお持ちの方には、多分経塚(井原)作品は物足りないかと思います。

でも「たまにはリアルな戦国記を読んでみたいよね」とお思いの方なら、

必ず楽しんで頂けると確信しております。     買って下さいね!

 

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 それではまた、明晩19時に! 

 

 

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