コンバンワ、経塚丸雄です。
モリアオガエルは、5~6月の雨の日に産卵します。
ソフトボール大の泡卵を池の上に張り出した枝に産みつけます。
二週間で孵化し、池に落下してオタマジャクシとして暮らし始めます。
池にはクチボソ、フナ、蛇、ヤゴ、金魚などがいて、オタマを捕食します。
それでは増えないので、経塚家では泡卵を枝から外して水槽に浮かべておきます。
魚を水槽で飼うにはエアポンプや浄水器などが必要ですが、
オタマはタフなので放置でOKです。
食事――最初は腹に抱えた卵黄から栄養を吸収し、次に泡卵の残骸を食います。
後は金魚藻などを入れておけば適当に育ちます。
共食いもあるそうですが、経塚は見たことがありません。
十分に広い水槽で飼えば、あまり共食いはしないように思えます。
数は多く、上の漫画の比ではありません。
もう、気色悪いぐらい「オタマだらけ」となります。
後ろ足が出る少し前に、池へ戻すと、水草の森に隠れて新しい生活が始まります。
夏の終わりごろに蛙となって森へ旅立っていきます。
この繁殖法を、(多分)二十年ぐらい毎年繰り返してきました。
ここ十年、近所のお宅や、森でも5~6月頃になると雄たちが鳴くようになりました。
鎌倉市の某地区では、確実にモリアオガエルが増えていると思われます。
それではまた、明晩19時に!
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