コンバンワ、経塚丸雄です。
「アハハ」の台詞で、ブーと母の話がちょこっと出てきましたね。
ブーの母は「義姫(よしひめ)」という最上家からブー父に嫁した女性です。
気が強く、頭もよいスーパーレディだった由。
1590年、義姫は毒殺未遂事件を起します。
ターゲットはブーちゃん……我が子を殺そうとしたんですね。
伊達家内には、猛々しいブーより、穏やかな弟・小次郎の方を当主にすえるべき、
と考える派閥があり、義姫はそれに乗ったらしいのです。
ブーは解毒剤が効いて一命をとりとめるのですが、
母と結託していた弟・小次郎を、自ら誅殺します(治国記録)。
1594年、義姫は仙台を出奔、実家の最上家へと逃走。
1622年、最上家が改易されると、義姫はブーを頼って仙台に住みます。
1623年、仙台にて永眠。享年76。
毒殺未遂事件は、上記の治国記録のみに記されており、他に資料がないことから、最近では「なかったんじゃね?」と言われ始めました。
1590年以降もブーと義姫は親しく書簡を往復させており「なかったんじゃね?」説の根拠となっております。
真相はどうなのか? 経塚には分かりません。
ただ、ブーが中二病なのは、
「母との確執が原因なんだろうな」と勝手に想像しつつ脚本を書いておりました。
今日は8日ですか……5日遅れの節分漫画ですね。
二月の頭は激務で、節分なんぞすっかり忘れていた次第です。
御免なさい。
ではまた、明晩19時に!