コンバンワ、経塚丸雄です。
最終回の予習として「小田原城石垣山の一夜城」は如何でしょう。
天正18年(1590年)の太閤秀吉による小田原城攻めの時に築かれた陣城(攻城側が、前線基地として築く臨時の城)です。
小田原城の西方3㎞の笠懸山の山頂に築かれました。
籠城方(北条氏)を驚かせ、戦意を削ぐ目的で、小田原城内からは見えないようにして、80日かけて築城し、城が完成してから、一斉に前方の樹木を伐り払い、あたかも一夜にして築城したかのように見せかけました。
北条方も、まさか一夜で築いたとは思わなかったでしょうが、秀吉の財力と企画の壮大さにビビリ、降伏したみたいです。
現在は一夜城城址公園として一般に公開されています。
ブーちゃんが石を隠した石垣は、本当に当時のまま(井戸曲輪)だそうですよ。
縄張り(設計者)は黒田官兵衛(チャーリー)だと「想像」されています。
あくまでも想像で、証拠や記録が残されているわけではありません。
官兵衛は、朝鮮出兵時の那古野城を築きましたが、設計思想が一夜城とパラレルで、それが根拠となっています。
興味のある方は是非訪れてみて下さいね。
(ちなみに、このポスターは一昨年のです)
それではまた、明晩19時に!