コンバンワ、経塚丸雄です。
戦国時代、武士が戦で手柄を挙げると、主君は褒美を与えました。
まずは、領地を加増するのが一番ですが、土地には限りがあります。
その場合、お金とか物品(名馬とか、名刀など)を与えました。
茶器などの美術品も、その道の趣味人は大喜びします。
さらには、名誉や栄誉を与えるだけなら、主君の腹は傷みません。
官位を与える(朝廷に奏上)とか、官位の僭称を許すなども褒美になります。
果ては、自分の名前の一字を与える(偏諱・へんき)とかも……これ、嬉しいか?
本能寺の変(1582年)の直前、織田信長は武田家を滅ぼし、版図が最大となります。
活躍した滝川一益は、信長から関東に70万石という巨大な領地を与えられました。
(ちょうど、江戸期の薩摩藩ぐらいの大領地です)
しかし、欲しかった茶器が貰えなかったことを相当残念がったようです。
70万石より茶器か?
人の価値観なんて、それぞれですね……俺なら茶器より土地や銭の方がええ。
それではまた、明晩19時に!
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