コンバンワ、経塚丸雄です。
アニメ「織田シナモン信長」も残すところ後二回です。
第11話の予習としては……相撲の歴史なんかは如何でしょう?
【相撲の起源】
考古学的には、裸で男同士が組み打つ土器が出土しています。
これを相撲の起源とする説もあるそうですが「裸で取っ組み合う」だけなら、世界中にありそうですしね。これを以って起源とするのは、ちょっと牽強付会かも。
日本書紀には、第11代垂仁天皇が、力自慢の当麻蹴速(とうまのけはや)と野見宿禰(のみのすくね)の対決を見学したのが最初――とあります。
この勝負、野見さんがキックで勝利し、褒美に土地を貰ったとか。
ま、神話も含めての日本書紀ですからね。歴史的事実かどうかは「?」です。
記録に残っている相撲のオリジンは奈良時代の「相撲節会」です。
聖武天皇が、天平六年(西暦734年)に力自慢を集めて開催したとあります。
この時、ルールが決まり。正拳突き(パンチ)と蹴り(キック)は禁止されました。
「相撲司」という担当官庁まで作ったそうですよ。
それ以降、毎年七月、七夕の行事として相撲節会は400年も続けられました。
おお、これは……かなり、いい感じです!
結論
(1)「相撲」という言葉を冠している点。
(2)パンチ、キックを禁じている点。
(3)担当官庁もあり、如何にも国技チックである点。
――以上3点から、本稿では
「相撲節会」を日本の相撲のルーツと結論付けようと思います。
それではまた、明晩19時に!