ある夜、寝室にて…

コンバンワ、経塚丸雄です。

 

ある夜、就寝中にレイの悲鳴で目が覚めました。

「キャン!」より「ギャン!」に近い…「犬のギャン」は余程のことです。

慌てて灯りをつける。

布団上のクピ、俺から顔を背けました…あ、コイツが加害者に相違ありません。

被害者のレイは怯えて逃げ腰です。

ま、幸い怪我はなさそう。

 

オトーさんとして「俺はど~すべきか」と、寝ぼけ頭で迷いました。

クピを叱れば、犬同士の序列(クピが上)に人間が介入することになります。

経験上、あまり良い結果は生まれません。

それに、たいがい喧嘩の原因を作るのはレイの方なんですよね。

レイが「かまってちゃん」を繰り返し、遂にクピが切れるという推移が多い。

さればとて、家庭内暴力を放置するのは如何なものか。

 

こういうとき、とても頼りになる嫁は、階下でDVDにウツツを抜かしております。

 

で、俺は…二匹の首根っこを掴み、なんと両者に説教を始めました。

「お前らと俺と嫁、四人生まれも育ちも別々の赤の他人だが、縁あってこうして家族になったんだ。お前らが喧嘩するとオトーさんはとても悲しい!」

…みたいな内容だったと思います。結構、語気荒く語りかけました。

 

一分ほどの説教を終えると、二匹を解放、灯りを消してまた布団をかぶりました。

すると、闇の中で珍事が起こったのです。

普段は遠慮して俺の布団には入ってこない二匹が、相次いで潜り込んできた。

俺の腹に小さな背中を押し付け、仲良く眠り始めたのです。

「これにて、一件落着」

自分の対応は間違っていなかった…ホッとしつつ、深い眠りに落ちました。

 

寒い季節になると団子になって眠るクピとレイ。


 

また明日19時に御機嫌をうかがいます。

では!

 

f:id:maruosan523:20191206194103j:plain