コンバンワ、経塚丸雄です。
経塚の小説には、かなり「小銭の話」がでてきます。
ほとんどの戦国物の小説は、武将が主人公なわけですよ。
そうそうには「小銭を支払う場面」がないかも。
でも、経塚の次作の主人公は足軽です。
ま、小銭で小さな買物をした方がリアルです。
そこで当時の貨幣事情を調べ、現代の価値と置き換えつつ、執筆しております。
永楽銭一文→100円
永楽銭1000枚で一貫文→100000円
京銭(きんせん・鐚銭)一文→25円
足軽の給料→2~6貫文/年(但し、衣食住はほぼ主人任せ)
大体こんな感じ。かなり大雑把です。
京銭は「京都の貨幣」という意味ではありません。
南京銭を京銭と呼んだだけです。
永楽銭も京銭も中国からの輸入貨幣です。
同じ「一文」でも永楽銭は信用が高く、
信用度が低い京銭は、永楽銭の四分の一の価値しかなかったそうです。
(多くの南京銭は「私鋳銭(個人が鋳造した貨幣)」だったんですね)
そういう銭が主人公たちの懐にはジャラジャラと入っていて、
酒や食い物を買うわけです。
レイのウンコと戦国期の銭に、如何なる繋がりがあるのか?
当然、繋がりなどまったく御座いません。
それでは、また明晩19時に!