脚本家の稼ぎ方

コンバンワ、経塚丸雄です。

 

三河雑兵心得シリーズが好調(俺の本にしては)らしいです。

本当にありがたいことです。

大感謝です。

4巻以降も宜しくお願い致します。

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 本日は、脚本家の収入事情についてお話ししてみましょうか。

 

例として、30分もの(正味22分ぐらい)のTVアニメ脚本を書いたとします。

大体、400字原稿用紙が30枚~40枚でしょうか。

随分と幅がありますが、台詞とト書きのバランスによって増減します。

一般に、台詞少(寡黙)作品は30枚に近く、台詞多め(饒舌)だと40枚に近づきます。

主な収入は三本立てです。 

(1)原稿料。(これは作家のランクによります。一話当たり15万~30万)。

(2)DVD(BL)の印税。(売上金の2%未満の割で頂けます)

(3)動画再生の印税。(これ、よく分かりません)

もし、海外に売れたりすると、その脚本使用料は別途で頂けます。

 

第二の例として、劇場用映画(120分)を一本書いたとしましょう。

大体、400字原稿用紙(120枚~150枚)ですかね。

収入源は色々です。

(1)原稿料。〈300万~1000万)

   最高1千万円は推定値です。(そんなに貰ったことね~し)

   某中堅脚本家が「1000万欲しい」とごねて

  「外された」と聞いたことがありますから、逆に貰える人は貰うのでしょう。

(2)DVD(BL)の印税。

(3)TVで放送されるとその分は別途貰えます。

   深夜枠の放送だと数十万。

   二回目以降はさらに減額されますが、一応ちゃんと貰えます。

 

二つの例とも、契約を結べば、当然その数字に従います。

「買取」契約だと、原稿料を多い目に貰える代わりに、印税等は放棄となります。

 明日は小説家を見てみましょう。

 

それではまた、明晩19時に! 

 

 

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