コンバンワ、経塚丸雄です。
第九話で、シナモンは玄米を食べます。
玄米は、精米してないお米で、周囲に糠(ぬか)の層がついています。
この糠の部分には、ビタミンB₁が豊富。
で、日本人が玄米食を止めた18世紀以降、VB₁不足による脚気が国民病となりました。
徳川の将軍たちの死因を見ていると、脚気で亡くなった方が多いです。
3代家光・13代家定・14代家茂――15人中3人とは高確率だ!
放置すると死ぬんですね。脚気、恐るべし!
当時は、ビタミン不足とは知らず、原因不明の「江戸患い」と呼ばれていました。
江戸は豊かですから、玄米なんて野暮なものはほとんど食べない。
当然、脚気になります。
江戸を離れ、田舎に住むと、やはり貧しいので、精米しない玄米を食べます。
自然、脚気は治ります。
原因は不明でも「贅沢病かな?」ぐらいの認識は芽生えていたようで、江戸の人も蕎麦や小豆、雑穀を混ぜた御飯を食べて予防に努めていたようです。
経塚も、かつて玄米を圧力鍋で炊いて食べていた時期がありました。
よほどよく噛んで食べないと、ご飯の粒々が見えるウンコが出る。
逆から言えば、それほど消化吸収が悪いのだから、ダイエットには有効?
確かにシナモンの台詞にも「玄米ばかり食ってた…」――詳細は番組で御確認下さい。
それではまた、明晩19時に!