コンバンワ、経塚丸雄です。
TNRという言葉を御存知でしょうか?
Trap(捕獲器で保護する)、Neuter(不妊去勢手術する)、Release(野生に戻す)の頭文字を並べたものです。
不幸なノラネコを見守るボラティアさんたちの活動ですね。
ノラネコを放置していると、ドンドン子猫を産みます。
その子猫たちもまたノラネコ化します。
不幸の連鎖を断ち切るために、ボラさんたちは、ノラを捕獲し、不妊虚勢手術を施し、
(そのネコが、ノラ暮らしに耐えられるか見極めた上で)放獣します。
そのとき、不妊虚勢手術済みである証として
雄ネコは右耳の先端を、雌ネコは左耳の先端を、小さくカットしてから放ちます。
もし街で、耳の先端が欠けたネコちゃんを見かけたら、
TNR運動に見守られているネコかも知れませんよ。
クピレイを庭に出したとき、ネコがいると確かに追いかけます。
でも、決して追いついたり、喧嘩になったりすることはありません。
「ここは私ンちだから、出て行け!」
その程度の主張だと理解しております。
逆に、夜間、犬を庭に出すと、ネコに攻撃されることがあるようです。
気が強く、戦闘力抜群だった小夏は、夜も庭をパトロールしておりました。
「ギャン!」
ある夜、もの凄い悲鳴が闇に響いた!
戻ってきた小夏の左手には、
2㎝ほどの引っかき傷が出来ており、赤メロ状態だったのです。
以来、経塚家では、夜間に犬を庭に出すことはなくなりました。
「気をつけよう、可愛いニャンコと暗い庭!」
なぜネコだと決めつけるのか、って?
なにせ鎌倉、夜の庭にはアライグマやタヌキ、ハクビシンも出没しますしね。
でも、彼らの爪は(出し入れできないので)そこまで鋭利ではないのです。
長さ2㎝のスパッと切裂いたような傷……あれはネコでしょう。多分だけど。
それではまた、明晩19時に!