コンバンワ、経塚丸雄です。
多頭飼い(二匹以上のペットを同時に飼育する)は楽しいですが、苦労も多いです。
自然、飼主が親、ペットが子供、ペット同士を兄弟姉妹に見立てるようになります。
経塚家の場合、オトーさん、オカーさん、姉クピ、妹レイの四人家族ですかね。
基本、俺も嫁も犬好きですから「世話が二匹分になること」は、あまり苦労に感じておりません。
それなりに楽しみながら、時には手を抜きながら、世話をしております。
ま、確実に経費は二倍になりますけどね。
辛く感じるのは、クピとレイの相性が悪いことです。
仲が悪い。反りが合わない。
そもそも、二匹は性格が真逆なものですから。
クピは、ややメンヘラ気味です。
彼女の中には「捨てられる強迫観念」みたいなものが確かにあり、
それが必死に、飼主(俺と嫁)に「愛を乞う」形で現れるのだと思います。
保護される前の境遇で、虐待か、ネグレクトがあったのかも知れません。
哀れです。
一方のレイは呑気者です。泰然自若としております。
頭もよく、朗らかです。
こんなに手のかからない犬が、なぜ放浪して保護犬に?
「何があったのだろうか?」
と、小首を傾げてしまいます。
順位はクピが上なのですが、心に余裕がない分、レイにとって、優しい上位者とはいえません。
時折、レイにつらく当たっているようです。
表面上、レイは気にしていない風ですが、本心はどうなのでしょうか。
だからと言って……
飼主がレイに同情し、レイを擁護しすぎると、クピは孤立感を深めるでしょう。
飼主の愛情を「妹に奪われる」と不安になり、苛立つかも。
結果、今よりレイにキツク当たるようになる……それが一番恐いです。
夫婦で話し会い、犬の関係性には過度に介入しないよう心掛けています。
喧嘩や攻撃が露わになったときだけ、大声を上げて両者を叱る。
どちらかを叱るのではなく、仲違いの状態そのものを全否定する。
「何しろ喧嘩は止めてくれ!オトーさんとオカーさんはそういうの嫌なんだ!」
言葉と態度で、厳しく伝えるようにしています。
一方的に攻撃されているのに、飼主から一緒に叱られるレイは哀れですが、
ま、クピのいない所では、精々レイの心のケアに努めることにしております。
お陰様で、最近では徐々にクピが攻撃を抑制するようになってきました。
漫画にも描きますが、時折二匹が団子になって眠っていることもあります。
そなとき、オトーさんは心底から「多頭飼いはいいな~」と感じるのでありました。
では、また明晩19時にお会いしましょう!