作家のお仕事・校正と校閲の違い

(コンバンワ、経塚丸雄こと井原忠政です。

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三河雑兵心得8のゲラが送られてきました。

編集者の方の厳しいペンが入っています。

 

ちなみに、レイが「9」と言っていますが、

騙されてはいけません。「8」です。

「9」は現在、プロット作成中であります。

天正13年の上田合戦がメインとなりそう…。

真田ファンの皆様、おまんたせ致しました!

茂兵衛&徳川、今度はヤバイぞ!

 

【校正と校閲】

校正は、誤字脱字、表記間違いの指摘です。

校閲は、内容の間違い、矛盾の指摘です。

本来、まったく別の作業なのでしょうが、

そうそう時間もとれませんので、

校正兼校閲…みたいな感じで戻ってきます。

 

例えば……

写真を拡大して見ると「首」を「頭にすべし」

と編集者がペンを入れてますね。

「首を垂れた」でも「頭を垂れた」でも

「こうべをたれた」で間違いないのですが、

他の巻で「頭を垂れた」を選択していたので

「統一させましょうよ」とのご指摘です。

これは校正に該当しそうですね。

 

作家は指摘を受け、修正を施します。

修正したくない場合、理由を書き込みます。

ま、作家の中には「このままでいいの!」と

理由なんか説明しない人もいるのでしょうが、

セージツな俺は、ちゃんと理由を挙げます。

 

こうした作業を幾度か繰り返して校了となり、

印刷製本へと進み、

皆様のお手元へと届くのです。

メデタシ、メデタシ。

 

それではまた、明晩19時に! 

 

 

三河雑兵心得シリーズの最新刊でやんす!

10月14日の発売でおま。

買って下せえ! 

 

 以前出した単行本を文庫化して貰いました。

随分と手を入れましたので、

かなり読み易くなっております。

読んでね!